2023.03.07
皆さんは2000年代に流行ったAIBOというペットロボットをご存じですか? 30代以上でしたら懐かしく思う方は少なくないのではないでしょうか。 当時私は動物のペットがとても欲しかったのですが両親から許されず、駄々をこね、…
2023.02.28
皆さんは「日本六古窯」という言葉をご存知でしょうか? 「日本六古窯」とは焼物の産地である、瀬戸焼・常滑焼・越前焼・信楽焼・丹波焼・備前焼の窯元を指し、中世から現在まで生産が続く国内で代表的な6箇所の窯の事です。 その昔、…
2023.02.21
引っ掻き技法による抽象画を生涯描き続け「線の画家」「モノクロームの画家」と呼ばれた浅野弥衛。今でこそ有名画家として認識されていますが、画家人生としては決して楽な人生ではありませんでした。 努力と才能 浅野は1914年に三…
2023.02.14
若くして日本美術院展日本美術院賞大観賞を受賞以降同文部科学大臣賞や内閣総理大臣賞ほか、数々の賞を受賞。かの有名な現代アートの巨匠、村上隆の弟で、世界からも愛され続けている日本画家「村上裕二」をご紹介いたします。 現代の新…
2023.02.07
ゴッホやセザンヌに触発され 「画家」のエピソードの多くは、幼少期から絵に触れたきっかけ、〇〇美術大学でを出て、✕✕に師事し…とこのようなストーリーをよく聞きますね。 今回ご紹介する中川一政は一風変わったエピソードをお持ち…
2023.01.31
舟越保武は戦後日本を代表する彫刻家で東京藝術大学名誉教授。ブロンズ、石彫作家として有名です。 次男の舟越桂や三男の舟越直木も彫刻家として活躍されています。 生い立ちや出会い 保武の作品は父が熱心なカトリック信者でもあった…
2023.01.24
茶道 茶道とは日本伝統のお湯を沸かして茶を点てて人に振る舞う行為、様式を茶道といいます。時代は古く、中国より日本へ伝来し729年の奈良時代には宮廷や東大寺では御茶の儀が行われたと記録が残っています。そして時代は進み、戦国…
2023.01.17
パフォーマーがつくったバルーンのような作品。一見すると風船でできているように見えますが、れっきとしたステンレス製の彫刻作品です。 今回はシミュレーショニズムの代表的アーティスト、ジェフ・クーンズ を紹介したいと思います。…
2022.12.27
柳宗悦や、過去にこちらのコラムでも紹介したことのある河井寛次郎らが起こした、日本独自の美術運動「民藝運動」。日常的な暮らしの中で使われてきた、手仕事の日用品の中に「用の美」を見出すという運動で、現代にまでその流れは続いて…
2022.12.20
キャンバスに大きく描かれた、ひとの「ようなもの」。 みなさんの目にはどのように映りますか? 今回は現代アーティストの加藤泉についてご紹介したいと思います。 加藤という「人」 加藤泉は島根県出身のペインターで、現在は東京と…
2022.12.13
三重県人のみならず日本人の心のふるさとである伊勢神宮。私の実家が三重県にあることもあって、年末年始に帰省する際には伊勢神宮にはかかさず参拝しています。 伊勢神宮内宮から徒歩圏内にあり、万事最も良い方へ“おみちびき”になる…
2022.12.06
物心ついた時からビートルズにどハマりし、ジョンレノンと同じギターを購入した私が今回はジョンレノンについてご紹介します。 愛情への飢え ジョンレノンは1940年10月9日、航海士の父親と音楽の才能がある母親の元にリヴァプ…
2022.11.29
小野竹喬(1889~1982)は近代の日本画壇にあって、独自の色彩と造形の新たな風景画を創り出した巨匠で、日本を代表する画家のひとりと言えましょう。中でも晩年の松尾芭蕉に取材した「奥の細道句抄絵」や“茜空”シリーズが有名…
2022.11.22
ちょっと怖いこの女の子。 独特なスタイルで愛娘を描いた岸田劉生の「麗子微笑(青果持テル)」です。教科書に掲載されたこともあり、岸田劉生を知らなくてもこのミステリアスな「麗子像」はご存じの方が多いのではないでしょうか。 岸…
2022.11.15
世界中の人を魅了し虜にした、ウォルト・ディズニー社は来年で創立100周年を迎えるそうです。私達の会社も設立から22年と長く続いていますが、100周年という数字を見るとあらためて凄いことだなぁと実感してしまいます。今年はピ…
2022.11.08
細部まで計算しつくされた美 武蔵野美術大学で油彩の古典技術を学び、在学中に初出品した第83回白日会展で白日賞を受賞し華々しくデビューした山本大貴。映画を撮るように脚本を構想し、モデルと衣装を選び、調度品などの小道具や照明…
2022.11.01
アメリカのポップアートの先駆者 「ポップアート」における代表的アーティスト、ロイ・リキテンステインとアンディー・ウォーホル。1960年代に入ったアメリカでは大量生産・大量消費の社会をテーマとして表現した「ポップアート」が…
2022.10.25
林武とは 1896年、現在の東京都に6人兄弟の末っ子として生まれました。大正時代後期から洋画家として活動を行い、『美に生き — 私の体験的絵画論』『美に生きる — 私の体験的絵画論』『国語の建設』など著書も多く出している…
2022.10.18
環境の未来を見つめるシュールリアリズムという独自の作風を確立し、環境保護団体に所属しながら創作活動を続けるシム・シメールという作家を皆さんはご存じですか?彼には「地球の未来」という一貫したテーマがある優しい作風の画家です…
2022.10.11
絵画の歴史で女性像は常に描かれてきた永遠のテーマと言えます。 美人画や母子像、神話を題材にした女神など、多くの画家が幾度となく描いてきました。 その中でも「裸婦」をテーマとして描き続けた日本人洋画家がいます。 高塚省吾(…
2022.10.04
コロナ、ロシアによるウクライナ侵攻など暗い話題が多い昨今、気持ちをパッと明るくさせてくれる1人の作家がいます。今回はポール・アイズピリをご紹介させて頂きます。 夢を追って、画家の道へ 1919年、パリに生まれたアイズピリ…
2022.09.27
宮廻正明の武器 画家と呼ばれる芸術家たちは、それぞれの命とも呼ぶべき、自分だけの手法を持っています。 宮廻正明もまたその一人。「鉛筆により、線描でモチーフの中心から外側に描いていく。陰影はつけず、上面と立面と底面をしっか…
2022.09.20
茶の湯の歴史 日本では昔からお茶が好まれ、コンビニや自販機でも色々な種類のお茶が売られていますね。個人的には、「お~いお茶」と「爽健美茶」が好きで愛飲しています。美術業界においても、茶道具という点でお茶には深い関わりがあ…
2022.09.13
ミロはピカソやダリと並ぶ現代スペインを代表とする巨匠として世界で長く愛されています。 そんなミロの国内で20年ぶりの大規模回顧展「ミロ展-日本を夢見て」が2月11日〜4月17日にBunkamura ザ・ミュージアム、4月…