2023.11.28
今回ご紹介する田村能里子は1944年に愛知に生まれ、武蔵野美術大学を卒業後、夫の赴任に伴い、ベンガル州、北部インド、ネパール、カシミール、デリー、南部インドやアジアを周り、大地に生きる人々や女性を老人を中心にその土地に住…
2023.11.21
“絵画の天才児” 1963年、ルーは台湾で生まれました。7歳の時に絵画コンクールで優勝したことや、美術学校を主席で卒業したことから、若い頃より“絵画の天才児”と呼ばれていました。アメリカに移住後、絵画について本格的に学び…
2023.11.14
近年、茶道や華道という伝統的な日本文化が失われつつあるとよく耳にします。 昔は茶道や華道と言えば、社会人としての作法を知る為や花嫁修行、身内が習っていたから触れたことがある等、様々な理由で学び触れる機会がありました。そん…
2023.11.07
現代具象画壇のなか、ヨーロッパの正統派と言われ、動きや躍動感、そこに流れている音までも表現した画家クロード・ワイズバッシュを紹介します。 1927年フランスのティオンビルに生まれたワイズバッシュは、ナンシー美術学校に学び…
2023.10.31
黒の丸縁眼鏡がトレードマークで「荒木」と「アナーキー(無秩序)」の言葉をもじり「アラーキー」という愛称で知られた写真家の荒木経惟(あらき のぶよし)。今回は被写体を通し生と死を見つめる作品と活動についてご紹介します。 花…
2023.10.24
あなたは重大なことなどは人に相談しますか?それとも自分で決めますか?今回は人一倍芯が強く、エネルギーに満ち溢れた女流画家堀文子さんをご紹介いたします。 堀文子さんは1918年東京市麹町区平河町(現:東京都千代田区)に生ま…
2023.10.17
今から300年以上前、日本では江戸中期頃にあたります、中国の清時代に活躍した揚州八怪の一人である画家、 “華嵒(かがん)(1682-1756年)”をご紹介いたします。 絢爛たる学芸都市・揚州 現在の中華人民共和国江蘇省に…
2023.10.10
学生の頃偶然街角で見かけたポスター作品。コントラストの強い色彩とアメコミの雰囲気に思わず目を奪われ、今でも鮮明な印象として残っています。 今回ご紹介する作家、横尾忠則は今から約60年前の1960年代よりグラフィックデザイ…
2023.10.03
皆さんは渡辺省亭(わたなべせいてい)という画家はご存じでしょうか。 渡辺省亭は最近まで「忘れられた画家」として日本の美術史の中で注目されることがほとんどありませんでした。しかし、2021年に開催された初の回顧展を契機にそ…
2023.09.26
今回は油彩画でありながら日本画の技法を駆使した独自の画風で、朝焼けと夕陽を描き続ける洋画家「鎮西直秀」をご紹介します。 鎮西直秀(ちんぜいなおひで)は1953年に高知県佐川町で生まれ、東京芸術大学絵画科に入学、洋画家・彼…
2023.09.19
夜の帰り道にふと耳を傾けると鈴虫の鳴き声が聞こえ、秋の訪れを感じる今日この頃。 とあるお客様より縁をいただいた巴水の木版画を改めて鑑賞すると、そこには今も昔も変わらない美しい日本の風景と季節、時代の移り変わりを味わう事が…
2023.09.12
向井潤吉は1901年に京都府京都市に長男として生まれました。 向井が物心ついた頃には、家で10人近い職人を雇い輸出向けの刺繍屏風や衝立を製造していたそうです。 1914年4月、父と日本画を学ぶことを約束し京都市立美術工芸…
2023.09.05
日本画の有名画家といえば皆さんは誰を連想しますか? 近代画家であれば、横山大観や東山魁夷、平山郁夫らに馴染み深い人は多いのではないでしょうか。買取りの仕事を通じて数多くの有名日本画家の作品に触れる機会がありますが、その中…
2023.08.29
印象派として世界的に知られるフランスの巨匠画家ピエール・オーギュスト・ルノワール。 皆さまもその色彩豊かな絵を、教科書や美術館、はたまたテレビや街中で一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。そんな誰もが知るような巨…
2023.08.01
具象絵画の旗手として日本で紹介されている、ベルナール・ビュッフェ。 彼の短くも情熱的な生涯を作品と共にご紹介します。 1928年、パリで生まれたビュッフェは幼少期より絵画の才能を開花させ、15歳という若さで国立美術学校に…
2023.07.25
寂しさに酒を飲み、寂しさに絵を描き、それでもなお寂しくて酒を飲む。(幽玄の美術館 公益財団法人 和気記念館より) 今回は、奈良・京都の雅にあこがれ、苔寺や能の幽玄の世界を描きつづけた画家「和気史郎」をご紹介いたします。 …
2023.07.18
先日たまたまYoutubeで、名嘉睦稔(なかぼくねん)の制作風景の動画を見つけました。名嘉睦稔は弊社でもよくお取扱いしている作家ですが、どのように作品を作っているかなどは気に留めたことはありませんでした。良い機会と思い何…
2023.07.11
その美しい姿から、「太平洋の白鳥」や「海の貴婦人」などと呼ばれていた、帆船「日本丸」。航海練習船としての役割を終えたのちは国の重要文化財に指定され、現在は横浜市・みなとみらい地区の展示ドックにて、その姿を眺めることができ…
2023.07.04
海やイルカが描かれた作品、またはマリンアートで代表的な画家と言えば、多くの方が今回紹介する作家を思い浮かべるのではないかと思います。 海や砂浜、海洋生物を鮮やかな色彩と繊細な描写で幻想的な雰囲気かつ夢のような要素も感じさ…
2023.06.27
忠実な再現以上に描写対象が醸し出す空気感、手を伸ばせば触れられそうな気配がある。 今回は、若手写実画家として第一線で活躍する塩谷亮についてご紹介していきます。 息をのむ程の美人像、女性が持つ内面の憂いまでをも描く 塩谷亮…
2023.06.20
日本を代表する観光地「京都」。久しぶりに旅行に訪れた先では新型コロナウイルスの制限も解除され、国内の観光客だけでなく外国人観光客でも大変賑わっていました。 特に祇園の花見小路は舞妓さんを一目見たい外国人観光客で溢れかえっ…
2023.06.13
宮沢賢治著のセロ弾きのゴーシュや銀河鉄道の夜、アンデルセン童話…児童書や文学書の多くの表紙絵や挿画を描き、近年では音楽アーティストMISIAのツアーロゴマークの制作で話題になった藤城清治。多くの方が生活の中で彼の絵を一度…
2023.06.06
2020年2月、この作家紹介で竹久夢二(たけひさゆめじ)の「黒船屋」についてお話させていただきました。 黒船屋は伊香保にある竹久夢二伊香保記念館で、作品保護の観点から毎年9月16日の夢二の誕生日前後の2週間だけの公開のた…
2023.05.30
阪神競馬場に、競馬場をテーマに競走馬の迫力やスピード感が表現され、競馬場の季節が描かれた陶板画「陽春・秋晴」が収蔵されております。実際この目でみてみたくなり先日阪神競馬場に足を運んできました。 油彩ではなく陶板画であるも…