2024.05.28
ポップアートとは… ポップアートとは、1950年代半ばのイギリスで起こり、1960年代アンディ・ウォーホルやロイ・リキテンスタインの登場で世界に影響を与えた、現代アートの一つです。大量生産・大量消費の社会をテーマにしてい…
2024.05.21
幼いころ、よく遊んだ子ども部屋の壁紙や天井…。 優しい光につつまれた自分だけのパステルカラーの空間は、両親より与えられた特別な空間でした。 大人になり、とある絵画に出逢った瞬間に、幼い頃の記憶が呼び覚まされました。そのパ…
2024.05.14
ダダイズム、ネオダダ・・・アートに興味がある方は耳にした事があるかもしれません。ヨーロッパを中心とする海外のアートは元々宗教や戦争に関係する物が多く、遠方の出来事を伝える方法として表現されていた側面もあります。ダダイズム…
2024.05.07
東京からほど近い箱根の芦ノ湖のほとりに成川美術館という個人美術館があります。芦ノ湖越の富士山が見られる絶景ポイントとしても有名なこの美術館ですが、もともとは日本画の山本丘人のコレクションを収蔵するために建てられ、現在では…
2024.04.23
「伝統と前衛、 焼きものであるのか彫刻であるのか、或いは工芸であるのか美術であるのかー。」陶芸家の八木一夫は60歳でこの世を去るまで自問自答の中で制作を続けました。今回は鋭い感覚と知性を併せ持った稀有の才能である八木一夫…
2024.04.16
みなさんは美術品のどのような部分に心を惹かれますか? 私は癒しの雰囲気に惹かれ、心が感じるフィーリングを大事にしていす。私は名古屋本社に勤務しているので、地元で活躍されていた島田章三の作品を度々目にすることがあります。愛…
2024.04.09
世界一周旅行から生まれた名作 高校生の頃からプロの漫画家として走り続けてきた石ノ森は、もともと小説家か映画監督になりたいという夢がありました。漫画家を自身の生涯の職業とするべきか、その答えを見つけるため、23歳の時に3ヶ…
2024.04.02
私の部屋に置かれた一冊の本、『あかんべえ天使』。 大学生の時、東京・神保町の古本屋さんでこの作品と出会いました。この本を手に取ると当時の懐かしい気持ちがよみがえります。 この本の作者は昭和を代表する漫画家、石ノ森章太郎で…
2024.03.26
ある日古本屋で本を探していると、偶然素敵な表紙の絵の本に出会いました。ふと手に取ってみるとページをめくる手が止まらず、あっという間に彼女の世界に引き込まれていきました。軽快で妙味な色遣いや繊細な線画は春の陽だまりのような…
2024.03.19
スマホの普及や写真技術の進歩により、ここ50年で目に映る世界の表現方法は大きく変わりました。絵画の世界では写実絵画と呼ばれるありのままを描くジャンルがあります。写実主義(リアリズム)と呼ばれる様式は19世紀頃から始まった…
2024.03.12
画風がガラリと変わる画家といえば誰をイメージしますか? 今回ご紹介する堂本印象は「画家とは一つの様式に捉われず、次の新たな芸術を創造すべき」という理念を掲げ、日本画から始まり洋画、そして独自の抽象画へと画風を発展させた近…
2024.03.05
皆さんドライブはお好きですか?愛車に乗ってただひたすら走り続けるのは、なんとも気持ちが良いですよね。 さて、今回ご紹介する作家はドライブに魅了された作家で、油彩画かつ版画家である作家です。海外では国際展出品やサンパウロ・…
2024.02.27
『南極越冬隊 タロ ジロ』若い方でもTVの特集などで観たことのある方はいるのではないでしょうか。タロジロは昭和30年代に南極地域観測隊に同行した樺太犬の兄弟で、南極に取り残されながら共に生存し、1年後に救出されたことで有…
2024.02.20
昔から馬が題材とされた有名絵画は沢山存在しています。近代絵画の作家では坂本繫二郎や白馬を描いた東山魁夷、中畑艸人やブラジリエ等が描いた馬が思い浮びます。大地を駆け、躍動感溢れる馬の絵も素敵ですが、人々と営みを共にする優し…
2024.02.13
東京都内より車で北上すること約2時間。 栃木県の南東部にある益子町周辺を産地とする陶器 益子焼。益子焼は、備前、信楽、瀬戸などよりも比較的歴史が浅く、江戸時代の終盤に笠間で製陶を学んだ大塚啓三郎が益子の根古屋に築窯したの…
2024.02.06
つい先日、展示会の関係で岐阜県に出張に行ってまいりました。 岐阜県と言えば、皆さんご存じの織田信長らの戦国大名が文化の発展に寄与した事もあり、美術史における安土・桃山時代は最も豪壮で華麗な文化が花開きました。 また美濃和…
2024.01.30
私は休日に時間があると、気分転換に美術館に足を運んでいます。 昨年、東京国立近代美術館で開催された開館70周年“記念重要文化財の秘密”展に訪れた際、沢山の絵画がある中で、思わず足を止めて見入ってしまった作品が青木繁(あお…
2024.01.23
美しく洗練された衣装に身を包み、フランスらしい気品に満ちた西洋人形。 みなさんは“テート・ジュモー”をご存知ですか? “テート・ジュモー”はピエール・ジュモーと、その息子エルミール・ジュモーという人物により1800年代に…
2024.01.16
少女や鳥や樹木を題材とした詩的な作品で世界中に知られる銅版画家、南桂子。約40年間の作家活動の中ではモチーフほとんど変えず表現し続けました。今回は銅版画家であり童話作家でもある、多彩な南桂子の半生をご紹介いたします。 両…
2024.01.09
今回は自然豊かな日本の風景を、細緻なタッチで描いた日本画家 澁澤卿󠄁(しぶさわけい)をご紹介します。澁澤󠄁は1949年に群馬県で生まれ、東京藝術大学に入学すると洋画家・大藪雅孝のもとで、後に洋画家として大成した夭折の画家…
2023.12.26
計算された構図と繊細なモチーフに白黒で描かれた美しい絵画。この静謐な絵画はいったいどうやって描かれているのでしょうか。実はこの絵画は版画の技法の一つである“銅版画”で制作されています。今回は日本のみならず海外でも大きな功…
2023.12.19
この三越の包装紙、昭和~平成を過ごした皆さんなら一度は目にしたことがあるでしょう。この『華ひらく』と題されたこちらのデザインは、「いのくまさん」の愛称で親しまれた猪熊弦一郎と言う洋画家のデザインで、1950年に海岸で波に…
2023.12.12
2022年5月、ポップアートの伝説、アンディー・ウォーホルの「マリリン・モンロー」が海外のオークションで254億円で落札され、大きな話題となりました。アンディー・ウォーホルは「アートとデザインの垣根をなくした」といわれて…
2023.12.05
年間100点以上の作品を生み出す三嶋哲也 1972年、長野県に生まれ、中央美術学園を卒業した三嶋哲也は、学生時代から古典絵画に心酔しており、古典的な油彩画の技術を追究しようとひたむきに努力を重ねてきました。年間100点以…