2019.11.19
ロイ・リキテンシュタインは1923年ニューヨーク生まれの画家です。 アンディ・ウォーホルと共にポップアートの第一人者になっており、漫画を拡大したように見える作品が代表的です。 抽象画を描いていた彼ですが、ある時、自分の子…
2019.11.12
今回ご紹介する「ロッカクアヤコ」は、現在ヨーロッパを中心に活動する気鋭のアーティストです。 ストリートでのライブペインティングから世界へ 彼女は独学で絵を学びつつ、公園などストリートで絵を描き始めました。 手法も独特で、…
2019.11.05
今回は、佐賀県有田焼の陶芸家「葉山 有樹(はやま ゆうき)」さんとその作品の魅力についてご紹介いたします。 葉山有樹と陶磁器との出会い 葉山さんは日本陶磁の故郷で生まれました。 幼い頃、近所の谷川で沢蟹や小魚を漁るときに…
2019.10.29
もう20年も前の話になります。当時学生だった私は美術館巡りが大好きで、中でも山種美術館が一番好きでした。 そこで出会ったのが上村松園(うえむら しょうえん)の「砧(きぬた)」です。夫の帰りを待ちわびる姿なのですが、すらり…
2019.10.22
今回は、木彫師の高村光雲についてご紹介します。 高村光雲という名をもちろん知っているという方もいるとは思いますが、名前は知らなくても美術の教科書などで作品を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか? 高村光雲の写実…
2019.10.15
今回は九谷焼の人間国宝 三代 徳田八十吉を紹介します。 徳田八十吉の作品特徴 三代 徳田八十吉の作品は、従来の九谷焼のように、絵柄(山水・人物・花鳥風月)ではなく、「彩釉(さいゆう)」という、色の濃淡(グラデーション)の…
2019.10.08
日本の夏の風物詩と言えばお祭り。お祭りの定番と言えば金魚すくいと連想される方は多いのではないでしょうか。今回は金魚をすくうのではなく、金魚に救われた作家。深堀隆介(ふかほり りゅうすけ)を紹介いたします。 深堀隆介の代表…
2019.10.01
今回は、昨年没後50年ということで、あちこちで展覧会が開かれた「藤田嗣治」をご紹介いたします。 藤田嗣治と生涯秘密にした「乳白色」 大変人気の画家で、版画もたくさん出版されている「藤田嗣治」ですが、皆さんのイメージはどの…
2019.09.24
枚数が刷られている版画と肉筆の油彩画、同じ作家が描いているとすればどちらが高い値段で取引されると思われますか?一般的には油彩画でしょう。しかし、この作家に関しては違ってきます。今回は肉筆の油彩画よりも木版画が高値で取引さ…
2019.09.17
舟越桂の水への思いと彫刻・版画への情熱 「水のなかを覗くというのは、自分の中をみることではないかと思うようになりました。人間にはひとりひとり、北欧にあるような深い湖をもっていて、自分を確かめるということは、そのなかに潜っ…
2019.09.10
「笹倉鉄平」の作品の内容をお話しさせていただくうえで欠かせない要素が光の表現です。 彼には画家を目指した当初から「心安らぐ光」を描き出すという一貫したテーマがありました。 心を優しく温めてくれる光や見たものを勇気づける光…
2019.09.03
現代アートにおいてたくさんの写実画家がいるなか、生涯写実を追求した高島野十郎(たかしま やじゅうろう)をご紹介いたします。 高島野十郎 略歴 1890年8月6日に福岡県御井郡合川村足穂(現久留米市)に生まれ、85歳没。 …
2019.08.27
近年過熱する中国美術ブームの中でも、その人気を不動の物としている斉白石(さいはくせき)という画家を皆さんご存知でしょうか。 清朝末期から中華民国、中華人民共和国という3つの時代を生き、村の貧しい牧童から大工業を経て、職業…
2019.08.20
美術、芸術とは無縁の人でも、一度はこの名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。 しかし、名前は聞いた事があっても、どの様な人間かと問うと「芸能人?料理系の偉い人?」などはっきりしない答えが返ってきそうな人間だと思いま…
2019.08.06
今回は、現代陶芸の第一人者として名高い「岡部嶺男(おかべ みねお)」をご紹介します。 地元の伝統技法から、多様に広がる嶺男の作域 加藤嶺男(のちの岡部嶺男)は陶芸家「加藤唐九郎」の長男として生まれました。 嶺男は地元、愛…
2019.07.30
今回は日頃、弊社に様々な作家のお問い合わせ頂いている中で、多くお問い合わせを頂く日本画家、平山郁夫をご紹介致します。 「昭和三山」と謳われる日本画家「平山郁夫」 美術に興味が無い方でも、平山郁夫の名前は聞いた事があるので…
2019.07.23
大人の男女の恋愛模様を、彩度の高い独特のカラーリングで描き上げる漫画家・イラストレーター「わたせせいぞう」。例えその名前を知らなくても彼のイラストは見たことがある方も多いのではないでしょうか? 実は彼には営業マンをしな…
2019.07.16
アール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家「エミール・ガレ」。 思わず触れたくなるような曲線的なフォルム、植物や昆虫など様々なモチーフを取り入れ、当時無機質な日用品だったガラス製品が彼の才能により世界中の人々を…
2019.07.09
今や世界的にその実力が評価されている芸術作家である奈良美智(なら よしとも)。 今回は彼の作風が形成された背景となる彼の生い立ちをご紹介します。 生まれと一人で過ごす幼少期の経験 奈良美智は1959年、青森県弘前市で3人…
2019.07.02
見えるものを通して、見えないものを描こうとする。これはある美術展のテーマです。 島村信之という作家の名前を聞いて作品を思い浮かべる事ができる方は少ないかもしれません。しかし一度作品をみれば、作家の名前を忘れる事はできな…
2019.06.25
「長岡の花火」などの代表作で知られる山下清はドラマ「裸の大将」のモデルとなったことでも有名です。 今回はドラマから受ける印象と実際の山下清との違いについてご紹介したいと思います。 山下清と聞くと「知的障害の芸術家」とし…
2019.06.18
今回はアメリカ合衆国市民の生活の哀歓を描いたノーマン・ロックウェルをご紹介します。 『サタデー・イーブニング・ポスト』誌の表紙絵のように、古き良き時代のアメリカの日常を描いた、ユーモラス溢れる彼の作品は、誰もが一度は…
2019.06.11
こんにちは。寒さに弱い私のような人間にとっては過ごしやすい温かい気候になってきて大変気分の良い毎日を送らせていただいておりますが、このブログをご覧いただいている皆様は如何お過ごしでしょうか? さて、春に相応しいテーマであ…
2019.06.04
1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)のテーマ館として、岡本太郎が制作した建造物『太陽の塔』の内部が復元され48年ぶりに一般公開されました。 太陽の塔は万博閉幕後も万博記念公園のシンボルとして今も残されています…