買取・作品一覧

楽吉左衛門 ラク キチザエモンの美術品買取情報

楽吉左衛門の美術品を探しています

楽吉左衛門の美術品をお持ちでしたら 美術品買取専門店のアート買取協会へぜひご連絡ください。 豊富な買取実績にもとづく無料査定で 少しでも高く、お客様の満足する価格で買取いたします。

楽吉左衛門

作家名
楽吉左衛門
ジャンル
骨董品・古美術 茶道具

楽吉左衛門とは

●楽吉左衛門(初代)長次郎:~1589 樂家初代の長次郎(ちょうじろう)は、楽焼の創設者である中国出身の父・あめや(阿米也、飴屋または飴也)と母・比丘尼の間に生まれ、樂家の代名詞ともなる黒釉をかけた茶碗の作製において非常に優れた技量を見せた。 没後、長次郎の妻の祖父・田中宗慶が豊臣秀吉から聚楽第の一字を取った「樂」の黄金の印を与えられた。これが樂家の始まりである。宗慶は千利休と同じ田中姓を持ち、利休にかなり近い存在であったと考えられている。

●楽吉左衛門(二代)常慶:1561~1635 宗慶とその長男・宗味(長次郎の義父)は樂家の制作活動に深く関わっていたが、前政権の秀吉と親しかったことを慮り、宗慶の次男・常慶(じょうけい)が樂家の2代となった。その後、常慶は初めて吉左衛門を名乗る。本阿弥光悦のとりなしもあって江戸幕府との関係は良好で、芝・増上寺の徳川秀忠の墓には常慶作の香炉が埋葬されていた。田中宗慶(長次郎の補佐役と目される)の次男。大振りでゆがみのある茶碗、「香炉釉」と呼ばれる白釉の使用を始める。本阿弥光悦と交流があった。

●楽吉左衛門(三代)道入:1599~1656 二代長男。名「吉兵衛」後「吉左衛門」。別名「ノンカウ」「ノンコウ」。初代や二代とは全く異なる、朱色、黄色など多数の釉薬を使用する明るい作風が特徴。本阿弥光悦の影響と考えられる。楽焼の名人で、樂家の釉薬の技法を完成させたとまで言われている。また長次郎以外では唯一吉左衛門を名乗らず、吉兵衛と名乗った。

●楽吉左衛門(四代)一入:1640~1696
三代の息子。名「佐兵衛」後「吉左衛門」。初代を模範としつつ、父の技法を取り入れ、地味な色調の中に光沢を持つ作風を特徴とする。

●楽吉左衛門(五代)宗入:1664~1716
雁金屋三右衛門の子、四代の婿養子。名「平四郎」後「惣吉」28歳の時「吉左衛門」襲名。いっそう長次郎回帰を進める。

●楽吉左衛門(六代)左入:1685~1739
大和屋嘉兵衛次男、五代の婿養子。「光悦写し」の茶碗で知られる。代表作「左入二百」(享保18(1733年)作成)。

●楽吉左衛門(七代)長入:1714~1770
六代長男。茶道人口が町人にまで増大する中、茶碗以外に香合や花入れなど多数の作品を制作。代表作「日蓮像」(樂家所蔵)

●楽吉左衛門(八代)得入:1745~1774
七代長男。父の隠居に伴い1852年に襲名するが、病弱のため、父の死後に弟に家督を譲り隠居、「佐兵衛」と改名。その後も制作を続けるが30歳で早世。25回忌の時に「得入」と賜号され、正式に歴代の中にはいる。

●楽吉左衛門(九代)了入:1756~1834
七代次男。「三代以来の名工」とされ、へら削りの巧みな造形に特徴がある。文政8年に近江国石山に隠棲し、悠々自適の生涯を送った。

●楽吉左衛門(十代)旦入:1795~1854
九代次男。文化8(1811年)家督相続。表千家9代・了々斎と共に紀州徳川家に伺候、「偕楽園窯」開設に貢献。その後「西の丸お庭焼き」「湊御殿清寧軒窯」などの開設にも貢献した功績により文政9(1826年)、徳川治宝より「樂」字を拝領。作風は織部焼、伊賀焼、瀬戸焼などの作風や意匠を取り入れ、技巧的で華やかとされる。

●楽吉左衛門(十一代)慶入:1817~1902
丹波国南桑田郡千歳村(現京都府亀岡市千歳町)の酒造業・小川直八三男。十代婿養子。弘化2(1845年)に家督相続。明治維新後、茶道低迷期の中、旧大名家の華族に作品を納めるなど家業維持に貢献。

●楽吉左衛門(十二代)弘入:1857~1932
十一代長男。明治4年に家督相続するが、茶道衰退期のため若いときの作品は少なく、晩年になって多数の作品を制作する。大胆なへら使いに特徴があるとされる。大正8年(1919年)に隠居、以後は京都本邸と九代の別荘であった滋賀県の石山を往復し、優雅な晩年を送る。

●楽吉左衛門(十三代)惺入:1887~1944
十二代長男。釉薬、技法の研究を歴代中最も熱心に行い、また、樂家家伝の研究を行う。昭和10年(1935年) - 昭和17年(1942年)にそれらの研究結果を『茶道せゝらぎ』という雑誌を刊行し発表。しかし晩年に太平洋戦争が勃発、跡継ぎである長男も応召、研究も作陶も物資不足の中困難となり、閉塞する中没した。

●楽吉左衛門(十四代)覚入:1918~1980
十三代長男。昭和15年(1940年)、東京美術学校(現東京芸術大学)彫刻科卒。卒業後、召集され従軍。昭和20年(1945年)に生還するも、前年に父が死去、茶道も低迷期を迎えていた。好景気となる昭和35年(1960年)以降、作品が充実するようになる。彫刻の理論を生かした立体的造形は他代には見られない特徴とされる。昭和53年(1978年)、樂家歴代史料を基に「樂美術館」開設。同年文化庁より無形文化財指定される。その2年後に急逝。

●楽吉左衛門(十五代):1949~
本名「光博」。京都府立朱雀高等学校、東京芸術大学彫刻科卒。イタリアローマ・アカデミア留学。昭和56年(1981年)11月襲名。日本国内外で数々の賞を受賞し、単なる職人としてではなく「陶芸作家」としての評価も高い。1997年に織部賞を受賞。※当代

絵画や骨董品、美術品、古美術を売るなら、
買取専門店「アート買取協会」にお任せください!

楽吉左衛門の買取実績例

買取の流れ

  • STEP1:買取査定のご依頼
    STEP1買取査定のご依頼
    美術品の基本情報がお分かりになりましたら、下記フォームにご記入ください。
    • ご本人様所有以外の作品(ご家族の方・代理人除く)、贋作、盗難品は買取できません。
  • STEP2:査定結果のご連絡
    STEP2査定結果のご連絡
    絵画、骨董品と、各ジャンルごとに専門の鑑定士が査定し、メール・お電話・LINEにて、査定結果をご連絡いたします。なお、査定料は一切かかりません。
    • 作品によっては、査定・鑑定代行にお時間をいただく場合がございます。
    • 所定鑑定機関のある作家に関しては、鑑定を所定鑑定機関に依頼する場合がございます。
    • 最初のお問い合わせより日数が経過している場合、相場が変動している場合がございます。2週間以上経過している場合は、再度お問い合わせください。
  • STEP3:買取方法の選択
    STEP3買取方法の選択

    査定金額にご納得いただき、買取させていただくことになりましたら、店頭買取・宅配買取・出張買取の中から、お好きな買取方法を選択していただきます。

    • 一部、出張買取の対象外となる作品もございます。
    • 買取の際、ご本人確認書類等が必要になります。
  • STEP4:買取金額のお支払い
    STEP4買取金額のお支払い

    店頭買取・出張買取の場合、 現金にてお支払いさせていただきます。

    宅配買取の場合、契約書類のやり取りが完了後のお振込みとなります。
    なお、入金は、当社に作品到着後、作品を確認いたしましてお客様との連絡が取れ次第、お振込みさせていただきます。

美術品の売却が初めての方
「買取の流れ」をご紹介!
全国出張・宅配買取や無料査定も実施中!

買取の流れをみる

アート買取協会で
買取できる美術品

日本画、洋画、現代アートなどの絵画買取から掛軸、陶磁器などの骨董・古美術の買取まで幅広い美術品ジャンルを取り扱っております。
一覧にない美術品も取扱いがございますので、まずはお気軽にご相談ください。

美術品買取コラム

絵画や骨董品などを高額で売却するための買取・査定のポイントから美術品の保管方法、鑑定方法など美術品買取専門業者ならでは情報をお伝えします。
また、生前整理や遺品整理など相続等に関するお役立ち情報もご提供しています。

もっとみる

絵画や骨董品、美術品、古美術を売るなら、
買取専門店「アート買取協会」にお任せください!

メール査定 LINE査定 お問い合わせ