2024.06.25
アートを世界の子供たちに発信 JUN OSON(ジュン・オソン)
最近、独特なタッチで描かれた とある POPなキャラクターがママや子ども達のハートを鷲掴みにしているのをご存知でしょうか?
今回は日本のアニメの世界とアーティスト“JUN OSON(ジュン・オソン)”をご紹介します。
アニメやサブカルチャー
近年、海外のディズニーやアメリカンコミックは老若男女問わず親しまれており、それに伴いアートとしての評価も上昇しています。
今日の日本の代表的なアニメやサブカルチャーも美術・芸術に溶け込み、今ではアートとしてその存在を根付かせています。古くは1960年代に鉄腕アトムが初めて海外(アメリカ)で放映されたことをきっかけに、近年ではスタジオジブリがアニメ映画の火付けとなり、世界中にたくさんのファンが生まれました。漫画やアニメは自国の文化が色濃く反映される側面があり、特にサブカルチャー界で育った独特の日本のアニメは世界で高く評価されています。
最近では世界最大のアニメイベント「世界コスプレサミット」が毎年名古屋で行われ、政府や企業の協賛のもと、40か国を超える多くのコスプレイヤー達が名古屋の街を闊歩し世界中のニュース番組を賑わせています。日本のアニメを元に日本語を覚えるなど、確実に日本の文化や芸術は海外との交流にも一役買っているといえるではないでしょうか。
アートとイラストレーションの無境界
冒頭で記述した、絵の作者を辿ると、現在はファッションブランドのディスプレイやグッズデザイン、TVのアニメーションを手掛けるなど、多種多彩な分野からもオファーが絶えず、たくさんの作品を手掛けていることがわかりました。
愛知県生まれのJUN OSONは愛知産業大学デザイン科にてレイアウトやパッケージデザインを学んだ後に名古屋市内のデザイン事務所に勤務。2007年のNHKの子供向け番組のアニメーションを手掛けたことがきっかけで、その頃から独立しイラストレーターとなることを決意。イギリスやロンドンを拠点に活躍するアーティト ジェームス・ジャービスの影響をうけ、1970年代、1980年代を意識したイラストレーションの制作を始めます。おもしろみと皮肉が混在するストーリー設定で、「側に置いて気兼ねなく飾れるような作品を意識して制作しています。」と言うように、そのコミカルな描写で人々の関心を引きます。
かつて絵画やアートと言えば風景や静物・人物など特定のモチーフや画風に傾向がありましたが、現代ではあらたな表現方法としてアニメもアートとして認識されています。
古典的な絵はもちろん素敵ですが、気軽にかけられて親しみやすいJUN OSONのようなPOPな絵画はいかがでしょうか?きっとお部屋が明るくなることでしょう。