2020.06.23
幻想的なイバラードの世界 井上直久
イバラード
皆さん、イバラードという世界をご存知でしょうか。
井上直久をご存知の方からすると、当たり前のような言葉かもしれませんが聞きなじみのない方もいらっしゃると思います。イバラードとは井上直久が描く絵画や漫画作品の舞台である架空の国・地名のことをいいます。
この世界は魔法が存在しており、人々はシンセスタという思念に反応する鉱物用い、ソルマ(虚像)という技法によって自分の思い浮かべたものを表現します。空にはラピュタと呼ばれる浮島や小惑星が浮かび、町の建造物のほとんどが植物によって覆われております。
ユニークなキャラクターも出てきており、特に「めげゾウ」と呼ばれる特徴的な存在も人気があり、絵画作品・ぬいぐるみとしても販売されておりました。
このように井上直久が考える空想の世界により、イバラードは構成されております。
また、イバラードという空想世界は井上直久の居住地でもある、大阪府茨木市からきており、西はスイテリア(吹田市)、東はタカツング(高槻市)という都市があり、宮沢賢治のイーハトーブ(岩手県)にちなんだものとされています。
ジブリとの関わり
ジブリ映画の監督でもある、宮崎駿は井上直久が描いた漫画「イバラード物語」が大好きだったようで、映画「耳をすませば」の背景などを井上直久に依頼しております。
ジブリ美術館にも井上直久が描いた作品が数点、飾られております。
また井上直久の作品の中には、「耳をすませば」でも出てきた猫のバロンが描かれている作品などちょっとした遊び心がだされている物も存在しているようです。
井上直久の作品は幻想的な絵画がたくさんあり、家に飾っても家族楽しめるようなものが多いです。
絵画の中に出てくるキャラクターもかわいらしいものが多く、色使いも鮮やかであるため、どことなく懐かしさや心が落ち着くものばかりなので皆さんもよろしければ井上直久の作品を探してみてはいかがでしょうか。